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疾風捕食適当ダイアリー[追撃49]

一般的な形状の銀雨記録帳です☆たまんねーなこのテンプレ

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2018-11-18 (Sun)

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2008-01-05 (Sat)

in 叔父の家

神奈川県某市。


「…ふむ」
「……」
「お前の言い出しそうな事だとは思ってたけど」
「…はい」
「俺が賛成する訳無いのは、解ってるよね」
「はい」
「俺は能力者は、能力者として生きるべきだと思ってるんだ」
「解ってます」
「銀誓館学園もその為に通わせているんだし」
「……」
「…という話は、何度もしたよね」
「…はい」
「…なるべくね、お前のしたい様にしてやりたいとは思ってるんだけど…」
「はい」
「…絵の勉強の為に外国に行く、ってのは…、少し現実的じゃないんじゃないかな」
「……」
「征十が能力者じゃなかったとしても、俺は反対するなあ」
「…そうっすよね」
「ほら…お金の事とか、そういう事、考えてないんだろう?」
「考えて…ない、事はないっすけど…。…あ、勿論、叔父さんには、迷惑かけないンで。親父…父さんにも。」
「口で言うのは簡単なんだよ、征十」
「……はい」
「お前はまだ若いんだから、そういう事はもう少し、大きくなってから考えた方がいい」
「……」
「…夢があるのは、いい事だよ。叔父さんは応援してあげたいけど…」
「……」
「…能力者は、能力者としてしか生きる事が、一番幸せだと思うよ」
「……、あの…」
「ん?」
「…能力者としての力を、手放す…ってのは…」
「……なんだって?」
「…学園卒業すっ時、能力を、別ン人に渡す、って出来るって聞いて…」
「…あー…」
「…俺は、出来るなら、そうしたいけど…」
「征十」
「はい」
「それは流石に許すことが出来ないよ」
「……」
「俺が征十を銀誓館に通わせたのは、お前が一人前の能力者になれるように、だ。」
「……はい…すみません。」
「……お前は…、能力者である事が、嫌なんだねえ…」
「…嫌っすね」
「可哀想に、本当に、嫌な思いをしてきたんだね」
「…皆、そうだと思いますけど。俺は…親父みたいになりたくないだけっす。」
「…だから、そうならない様に、お前を銀誓館に通わせてるんじゃないか。」
「……すみません」
「謝ることは無いよ。俺は征十が立派な能力者になってくれれば、それでいい」
「…うん。…叔父さんには、マジ、感謝してます」

「…それと」
「うん?」
「『見えざる狂気』の話って…」
「うん」
「父さんにしたンすか?」
「ああ。伝えてあるよ。」
「何て?」
「『俺は最初から狂ってる』って」
「はは…」
「なんだかんだ言って征十は、征一の事を心配してるんだね」
「してねっすよ。誰があんなヤツ。……叔父さんは?」
「ん?」
「『見えざる狂気』。」
「さあねぇ。自分では解らないからな。…どう見える?」
「いつもと同じ様に見えるっす」
「そう、よかった。それなら、まだ大丈夫みたいだねえ」
「…なんか、楽観的っすね」
「うん。俺が駄目になっても、お前や"蜥蜴"が、きっと立派な能力者になってくれるって信じてるからね。」
「……。」

「…それじゃ、今年も宜しくお願いします」
「うん、よろしく。来てくれて…話してくれて、ありがとうな」
「いえ。」
「…俺は、お前の事を応援してるから。お前の為に、出来ることはしてあげたいと思ってる。厳しいことも言うけど、お前の為を思ってだからね。」
「……解ってます。ありがとうございます。」
「うん、それじゃあ。」
「はい。」
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